バンドが有名になったら冷めるのって何なん??俺が悪いの?
BUMP OF CHICKEN、RADWIMPS、ONE OK ROCK、[Alexandros]、ベガス、SiM、coldrain...
好きだったバンド、好きでいられてますか?
いや、無理。
ファンだったミュージシャン 新譜 暇潰し 売れてからはもうどうでもいい はいはい全部綺麗事 こんなの信じてたなんて 死にたくなるよ なるだけだけど
才悩人応援歌/BUMP OF CHICKEN
藤くんだってこんなこと言ってますし、そんなバンプを聴いて育ってきた僕らには有名になっていくバンドをそのまま応援していくのは難しいんです。
とは言えなんだかモヤモヤする。
メジャーに行って大衆受けするようになったバンドはもうオワコン。って思う人もいるでしょうし、
別にそのバンドが好きだったわけじゃなくてマイナーなバンド好きな自分カッコイイって思ってただけだろ、って人もいると思います。
ということで少し考えてみました。誰が悪いのか。
目次
売れたらバンドの音楽性変わる説
まずは、この曲を聴いてください。
謎の空からの謎の地下空間。弾きやすそうなリフ、ド直球歌詞、ラップ。
う~ん、ダサい。
でも、応援したくなりませんか?
Keep it real 恐がらずに so自分の気持ちに正直になる
素直と直感さえあれば俺ら最強なんだから
dream and hope それを見つけて
やりたいように前に進めばいい
気にすんな くだらない前評判と大人達の世間体
こんなこと中高生のときに言われたらカッケー!ついてくよ!ってなりますよ。
今聴いても、自分の若い頃を思い出してほほえましくなります。
楽器もちょうどギター始めたての中高生でも弾けそうな塩梅で、学園祭でコピーバンドしたくなること間違いなしですね。
これ、誰?
イントロで物憂げな外国人男女が映った時、間違えてマルーン5のミュージックビデオを再生してしまったのかと錯覚しました。
夢は見るモンじゃなくso叶えるモンでしょ?とか試しに風邪ひいてみても地球回るのとまんねーわ!とか言ってたやつがいつのまにかこうなっても、変化に気付かず応援し続けてたなんてことあります?
そんな適応能力持ち合わせてないです。
バンドが売れていって、方向性が変わって、
しょうがないっちゃしょうがないけど 本当はそうじゃない
内秘心書/ONE OK ROCK
自分の審美眼、最高。ただのマイナー志向説
とはいえ、なにもどのバンドも売れてきたからといってここまで変わるわけでもないと思います。
たとえばパンクやメロコア系のバンドなんかは売れてきたからといって、元々どれもそんな変わらない特に大きな変化があることもなかったりしますよね。
(ハイスタの新曲は良くも悪くもハイスタだった…。)
バンドや曲は別に変わってないし…むしろまだインディーズでやってるくらいだけど、ちょっと売れてきたし、なんかもう別に好きじゃないかな…。
もしかして:ただのマイナー志向。
そもそもYoutubeを漁ったりしてバンドを探してる時点で僕らはマイナー志向から逃れられないんですよ。
いくらバンドのカッコよさに純粋に惹かれたといっても、どこかでEXILEとかアイドルとかを聴いてる奴とは違うって思いがあるんじゃないですか?
誰も知らないようなバンドを教えてくれた先輩はすげー博識な気がしてカッコイイし、
キャパ200人くらいのライブハウスでやってるバンドを見に行く自分がカッコよくて、そんな自分がみんな大好きなんです。
でも、それが悪いことなのかと言われればそれは違うと思います。
たとえマイナー志向でもいろんなバンドを聴いていくのって楽しいですよね。
聴いてる側にどんな邪な思いがあろうとバンドの下積みは支えられて、売れてきて最初のファンが離れていっても、また新しいファンがついて、それでまたいろんなバンドが出てくるならそれでいいじゃないですか。
なんやこのファン…。コミュニティでかくなりすぎる説
うんうん、そうやって誰も知らないころから支えて、今度の新譜いいね、あのフェス出るってね、そろそろ売れるかもね、ファンも増えてきて、
#◯◯◯er最高
#◯◯◯勢とつながりたい
#◯◯◯はイケメン
なんやこいつら…。
(川上洋平はカッコイイけど、顔以外の話もしような。)
僕らはマイナー志向とはいっても、自分ひとりが聴いていればいいわけではなくて、
マイナー志向同士の、自分だけがわかってる、しかも2,3周くらい周った良さをわかってると思ってる奴らが集まった狭いコミュニティでひっそりとやるのが楽しいんです。めんどくさい生き物なんです。
バンドはまだちょっと好きだけどファンが好きじゃない。そんなバンドないですか?
でも、別に新しいファンが悪いわけでもない。
ファンが増えて、コミュニティが大きくなることでバンドが自分たちのものじゃなくなる。勝手な独占欲が満たされなくなることで、好きだった気持ちが薄れていくのではないかと思います。
好きだったあのバンド、もうみんなのモノなんです。
それでも、新しい曲が聴けるってそれだけで幸せかも
(やっぱりもう一回志村の歌が聴きたい…。)
方向性が変わって、ファンが変わっても
バンドが続いている限り、メンバーが生きている限り
新しい曲がリリースされてそれが聴けるって幸せなことじゃないですか?
好きだったバンドが自分のもとから離れていくのは寂しいけれど、
あのバンド変わったな~とか
ファンが好きじゃないんだよな~とか
言ってる間もなんだかんだ楽しいですし、幸せなんです。
売れ始めて、トガッたまま洗練されたまま消えていく。
それはそれで美しいのかもしれないけど、やっぱり寂しいです。
メジャーにいって大衆的になってダセーって思って、
顔ファンがいっぱいついて、うわぁって思っても
別に誰が悪いわけでもないですし、そうやってウダウダ言いながら、いろんなバンド聴いてたいです。