年末年始は大人のドラえもん、特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」キャンペーン by Netflix
特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」キャンペーン by Netflix
ということで、紹介するのは
「Black Mirror/ブラック・ミラー」
です。
少し前に、この記事
bandman-naren.hatenablog.com
でも書いたんですが、
海外ドラマ、しかもNetflixということで
少し切り口を変えて、
もう一度この「ブラック・ミラー」を紹介させていただきます。
年末年始はドラえもん
大晦日ってなぜかドラえもんやってますよね。
しかも
新作エピソードを用意したり、過去の名エピソードを集めたりとなかなかの力の入れようです。
単にドラえもんが人気なんだとは思うんですが、
年末に教訓がたくさん込められたドラえもんを見て一年を振り返るのって教育的にも意外と結構いいんじゃないんでしょうか。
(海外ドラマの話もちゃんとします。)
大人にも子供にも、教訓がつまったドラえもん
ドラえもんって基本的にはコメディなんですが、
その笑いの中で
あんまり欲張ったらよくないことが起きるよ、とか
人に悪さすると自分に帰ってくるよ、とか
子供でもなんとなくわかるような教訓がたくさん込められています。
たとえば、
アニメの新シリーズ1話にもなった「ころばし屋」という話があります。
ドラえもんはテクノロジーと人類の関係の比喩?
さらに穿った見方をすれば、
ドラえもん(のひみつ道具)とのび太の関係は
進歩するテクノロジーと現代の人々のメタファーとして捉えることもできます。
のび太は私欲を叶えるため、もしくは面倒を解消するために
ドラえもんからひみつ道具を借りますよね。
その効果に感動しながら、のび太は持ち前の発想力で道具を活用して生活をドンドン豊かにしていきます。
しかし、のび太は小学生ですので、知性や倫理観がまだまだ未熟。
だいたいの場合は、
ひみつ道具を上手く扱いきれなかったり、思いもよらぬ影響が広がってしまったことで
結局ドラえもんに泣きついてひみつ道具を返してしまいます。
ドラえもんは子供向け作品なのでトホホ…となって終わりますが、
もしのび太があなただったらどうでしょうか?
ひみつ道具を十全に使い切れると言えますか?
テクノロジーはどんどん進化してドラえもんが持つひみつ道具の世界に近づいているのに、
わたしたち人間の知性や倫理は、果たしてそのテクノロジーを扱いきれるだけ進化しているのでしょうか。
この問題を黒〜く煮詰めたのが、
Netflixで見られる海外ドラマ「Black Mirror/ブラック・ミラー」です。
Black Mirror/ブラックミラーはどういうドラマ?
ネタバレを見ないほうが衝撃的でおもしろいドラマですので細かい話の内容は控えさせていただきます。
ほとんどの話が、こんなテクノロジーがあったら社会はどうなる?という感じで、現代社会への皮肉がつまった近未来を舞台に人間ドラマやサスペンスが描かれます。
単純に話だけでも衝撃的なエピソードやどんでん返しが多いので、テーマとか風刺とか考えないで見てても十分おもしろいドラマです。
オムニバス形式なので年末年始も見やすい!
ブラック・ミラーは一話完結、オムニバス形式のドラマです。
なので、一気に見切っちゃわないとモヤモヤする!ということはなく、年末年始の暇なときに好きなぶんだけ見ることができます。
現代人が考えさせられるテーマ
話のテーマも各話ごとに、
SNS依存、記憶の外部化、死後の在り方、VRと現実、ウェアラブルデバイスによる感覚の共有と操作
など現代でも問題視されていることが根底にあって、
1話見るごとにいろいろと考えさせられます。
どれもキツい風刺が効いていて、グサグサ刺さる部分があるので、
ドラえもんというよりは藤子・F・不二雄SF短編集の現代版といった感じでしょうか。
一人で少し考え込みたい人におすすめ
ブラック・ミラーは基本的にハッピーエンドで終わる話はなく、見ていてスッキリする感じではありません。
性的な描写や精神的にキツい描写も多いので、家族や恋人とワイワイのんびりというよりは、
一人でじっくり自分の行動を見直しつつ、考えこみたい人におすすめのドラマです。
今年はNetflixで、
ブラックな大人のドラえもん「Black Mirror/ブラック・ミラー」を見て大晦日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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