バンドマンになれなかった。

バンドマンになれなくても人生続いてた。音楽聴きながら、モラトリアムのギリギリを生きてます。

バンドが「いい曲作りました、聴いてください!」だけじゃもう時代遅れでしょ。ピコ太郎・星野源・岡崎体育から今売れる方法を考える

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いい曲作って、

路上とか小さいライブハウスでライブして、
地道にファンを集めて、

インディーズのレコード会社に見つけてもらって、

また地道にライブして、なんとかメジャーデビューして

って流れ、そろそろヤバくなってませんか。


「どれだけいい曲を作っても、誰かに見つけてもらえなきゃ意味がない」

これは昔から変わらないことですが、
今ならネット上で拡散されれば、地道なステップをすっ飛ばして売れる可能性はじゅうぶんにあります。


音楽業界という力に頼らずとも、アーティストが自ら売る力を得てきている反面、昔よりもさらに

「いい曲作りました!だから聴いてください!」

と音楽を主張するだけでは売れない時代になってきているのではないでしょうか。

ピコ太郎星野源、そして岡崎体育といった、今年の流行アーティストから
これからのアーティストが売れる方法を考えます。


目次

レコード会社に売りこむよりジャスティン・ビーバーにシェアされる方が早いんじゃね?

「アメリカのビルボード・チャートトップ100に入る」

これを日本のアーティストが達成するためには、本来どれだけのステップが必要なことか。

それをピコ太郎のPPAPは

Youtubeに投稿

ジャスティン・ビーバーTwitterでシェア

のほぼ2ステップで成し遂げてしまいました。

PPAPは極めて特異な例ではありますが、
それでも
地道にレコード会社に売り込むより、Youtubeに動画あげて有名人にシェアしてもらった方が売れんじゃね?
と思った方は少なくないのではないでしょうか。
有名人に動画をシェアしてもらうまでにどれだけの努力と運が必要かはさておき、今の時代これも一つの戦略なのです。

メジャーレーベルに所属していなくても、いまCDが売れてなくても、
極論を言えば、ライブなんてしてなくても
やりようによってはファンを大量に増やすことだって可能なわけです。

星野源の「恋」CDの1/3くらいはガッキーが売ってる

https://youtu.be/OXqq35nc36I

音楽の価値は曲が決めるというのは、間違ってはいませんが、
商業的価値、売れる理由というのは曲の内容に限った話ではないですよね。

星野源の「恋」という曲がバカ売れしていますが、
商業的価値を持っているのは
「恋」という価値でしょうか、それとも「恋ダンス」でしょうか?

もちろん「恋」は普通にめちゃいい曲ですし、星野源さんも才能に溢れたアーティストだと思います。

しかし、ドラマのタイアップだけだったら、良くて去年発売した「SUN」と同程度の人気だったのではないかと思います。
やはり「恋」がここまでヒットしたのは「恋ダンス」が爆発的に拡散されたからでしょう。
「恋ダンス」が可愛くて売れたのだとすれば、そのぶんはガッキーが曲を売ったと言っても過言ではないわけです。

アーティストがネット上でバズ(流行)を狙い始めると、
音楽の商業的価値はアーティストとその曲のみに依存するものではない、という傾向はより強くなるでしょう。

岡崎体育は果たして芸人か?戦略的ネタ曲

とはいえ
ピコ太郎は偶然、星野源はドラマのタイアップの延長
と言われてしまえばそこまでです。

しかし、戦略的にバズを狙いにいって成功したアーティストもいるのです。

それが「岡崎体育」です。

岡崎体育といえば、
ミュージックビデオあるあるの人
とか
Mステで歌詞忘れる芸をした人
というイメージしかないかもしれませんが、彼が本来聴かせたいのはこういう曲です。


岡崎体育はナタリーのインタビューでこう語ってます。

岡崎体育の音楽を知らないお客さんの層に、僕のCDをレジまで持って行ってもらうのは難しいかなと思ってるんです。だからまずは面白い動画で注目してもらうことから始めようと。

真面目に作った自信作も世の中の人に聴いてもらうためには、岡崎体育という存在をまずは広めなきゃいけない。

岡崎体育は歌ネタ芸人でもなんでもなく、
アーティストとして売れるためにネタ曲を作っています。
もちろん嫌々書いてるわけじゃなくて彼のやりたいことの一部ではあると思いますが、戦略的に作っていることは間違いない。

その結果、自分が真面目に作った自信作の入ったCDを手に取らせることに成功し、
早くもアニメの主題歌や劇伴、アイドルのプロデュース的な仕事まで得ています。

岡崎体育は現代において売れるべくして売れたアーティストと言えるでしょう。

結局はどこに意味を見出すか

いい曲作って、地道にライブして…
って、別に間違ってないんですよ。そこに価値を感じているなら。

自分のやりたいことをやる、売れ線に媚びないというのも、今いるファンのためだけに曲を作るというのも一つの価値です。
そこに意味を見出すなら、今のやり方は何も間違ってない。
時間はかかっても、それで売れているバンドだってあります。

でも、もっと多くの人に聴いてほしい、売れたいと思っているのに

「いい曲できました!だから聴いてください!」

って、それだけじゃ時代遅れじゃないですか?

岡崎体育は自分の自信作を多くの人に聞いてもらう、ということに意味を見出してネタ曲を作った。
MAN WITH A MISSIONだってオオカミじゃなくてタダの楽器上手いおじさんだったらこんな売れてないはず。

曲を聴いてほしいならそれくらいやりましょうよ。
売れたいと思ったならその時点でアーティストもその曲も商品です。
アーティスト自身がマーケティングを考える時代が来てます。


おそらく、これからあの手この手で流行を狙うアーティストがさらに増えるでしょう。
MVに可愛い女の子出したり、曲に適当な振り付けを付けるくらいじゃもう甘い。


でも、個人的には

こういう直球でエモいバンドの方が好きです。

なかなか売れないけど。がんばれ。